ラスコー洞窟
ラスコー洞窟
ラスコー洞窟:2万年前の動物の壁画と道具
今から2万年ほどまえ、フランス南西部のヴェゼール渓谷にあるラスコー洞窟に壮大な壁画が描かれました。描いたのはクロマニヨン人。その壁画は、色彩の豊かさや技法、そして600頭に
達する圧倒的な数の躍動感あふれる動物画が格別にすばらしく、1979年に、世界遺産に登録されました。この魅力を広く人々に知ってもらうべく、フランス政府公認の展覧会が、日本独自の内容
を加え、九州にやってきました。ここの展覧会では、謎に包まれたラスコー洞窟の全貌を紹介するとともに、1mm以下の精度を再現した実物大の洞窟壁画展示によって、普通は公開されない洞窟
内部の世界を体験できます。また、クロマニヨン人の芸術的な彫刻や多彩な道具にも焦点を当て、2万年前の人類の豊かな創造性や芸術のはじまりを知る旅です。
OUTLINE : 先史時代(オーリニャック文化)の洞窟壁画で有名な処。ラスコー洞窟の壁画は、アルタミラ洞窟壁画と並ぶ(フランコ・カンタブリア美術)の美術作品である。1940/09/12
に、モンティニャック村の少年が、穴に落ちた飼い犬を友達3人と救出した際に、発見された。地下に長く伸びる洞窟は枝分かれし、壁画の集中している大空間がいくつかある。洞窟の内部は、側面
と天井面(→洞窟の上半部分一帯)には、数百の馬・山羊・野牛・鹿・カモシカ・人間・幾何学模様の彩画、刻線画、顔料を吹き付けて、刻印した人間の手形が500点もあった。これらは、20000年前
の後期旧石器時代のクロマニヨン人によって描かれていた。
材料 : 赤土・木炭を獣脂・血液・樹液で溶かして混ぜ黒赤・黄・茶・褐色の顔料を作っていた。顔料は凹んだ石等に貯蔵して、苔、動物の毛、戸の枝をブラシ代りに、または、指を使い
ながら、壁画に塗って描いたと考えられる。壁画は、古い絵の上に新しい絵が重ねて描写していた。絵の空間としては余り意識しないで描いている。壁画は数多くある、その内の1つ、黒い牛の絵の
角に遠近法が用いれられている。
歴史的見地 : 過っては大勢の人々を洞窟内に受け入れていたが、人々の吐く炭酸ガスにより洞窟内の壁画が急速に劣化したため、1963年以降、壁画の外傷と損傷を防ぐ為、洞窟は閉鎖された。
現在は、壁画修復が進む一方、一日に数名ごとの研究者等に応募させ入場・鑑賞させている外、ラスコー壁画は非公開になっている。この洞窟の近くにレプリカの洞窟「ラスコー2」が、1983年に作ら
れており、ここは、一般見学が可能。遠隔地の展示が可能な「ラスコー3}が作成、また、2015年現在、新たなレプリカ洞窟「ラスコー4」が計画されたいる。
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ウィキペディアより