天岩戸神社

天岩戸神社

                       西 本 宮                       

     岩戸川を挟んで東本宮と西本宮が在る、今回は、西本宮とその周辺とする。     

                       社 名(やしろめい)                       

     西本宮が拝する天岩戸に由来。1970年(s-45)に合併(西→天磐戸神社と東→氏神社)し現在の如く、天岩戸神社東西両本宮に称す。東本宮も、過っては「天磐戸大神宮」と称し、現在 でも、西本宮社務所で授与された神札の銘には「天岩戸大神宮」に残り、また地元の老人等は通称として使っている。     

                       祭 神                      

     西本宮は天照大神の別名→大日霤尊(おおひるめのみこと)と。岩戸川対岸の断崖中腹にある「天岩戸」という処の岩窟(跡)を神体とし、この岩窟は日本神話に出てくる。天岩屋で あると伝え有。同様に西本宮の御旅所には配祀神である天鈿女命・手力男命・大年神・素藍鳴尊・日子穂穂手具命・豊玉昆売命、菅原道真公の7柱を祀っている。     

                       歴 史                       

     東西両本宮は元々は、別の神社で、共に天照大神(皇祖)を祀っていた。ここのお宮が出来て以来、地元住民の信仰が主であったから、皇室・朝廷からではなかった神社であった。西 本宮は創祀は不詳。岩窟(天岩戸)を神体とするのは、古くからの信仰であった。社伝に依ると、スサノオノミコトが天岩戸の故事を偲び、その右跡に鎮祭した起源であり、812年(弘仁-3)、大神惟基 が再興。しかし、戦国時代に毎度々々、焼失。1691年(元禄-4)の寺社記録には、『高千穂日記』には「天ノ岩戸」の記述中に、「拝殿有、四方見通しに建たり、前ニ鳥居有」とあるのみ。神社として の記録なし。簡素な遥拝所の造営。後:1707年(宝永-4)に荒れ果てた土地を整地して1821年(文政-4)に延岡藩主の援助に依って社殿再建した。1841年(天保-12)に此処に、大分の医師賀来飛霞の紀行文 『南遊日記』に、「殿アリ扁シテ(扁額に)天磐戸ト書ス」と記している。『日向地誌』でも、1871年(m-4)「天磐戸神社」と改称されるまでの旧称は「天磐戸」であって神社とは書いてない。1873年 (m-6)、村社に列する。1897年(m-30)、社殿造営する。1891年(m-24)に、旧岩戸村の村社神楽尾神社、1909年(m-42)旧山裏村の杉園(杉ヶ超)神社や旧岩戸村の年神社など、明治以降、近在の村社や無格 社を合祀している。東西とも、戦後は神社本庁に属し、1970年(s-45)に合併して、現在の別表神社に指定。それで、現在は、社務所は西本宮に置かれ、多くの参拝客は、西へ訪れる。歴史的には、信仰 の中心は天照皇大神を祀って来た東(本宮)であった。     

                       神 事                       

     西本宮:5月2日~5月3日の春期大祭。5月2日は関係者中心の中、式典が行われる。5月3日、午後2時に2基の神輿に東本宮の御霊を遷して神幸式が行われる。その折、棒術組、神楽組が 神輿の前を守る。臼太鼓も伴う。御霊を西御旅所へ迎える。(社務所前で臼太鼓が)神楽組と棒術組の奉納、終了後は神幸列は隊列を組み直し東本宮にもどる。3日の午前には、西本宮の神楽殿で 神楽奉納が行われている。     


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                       天 安 河 原                       

     西本宮から岩戸川を500m程、遡った所にある河原で、河原の中央部にある仰慕窟(ぎょうぼがいわや)と呼ばれる洞窟には天安河原宮があり、恩兼神を主祭神として八百万が祀られている。 現在、この付近では「願いを込めて小石を積むと願いが叶う」として多数の石積みが見られる。戦前は無かったこと、戦後に観光客達間で自然発生的に生まれた風習である。     


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