契丹

契丹

「トルキ山古墳の中」から

   今からおよそ1000年前、唐王朝の滅亡によってアジアは新時代を迎え、北アジアの草原地帯には大契丹国が生まれました。満州からウィグルそして現在のキルギス共和国までへと広大な中央アジア一帯を治める国家を建てたのであった。   

   巧みな騎馬戦術と唐を継承する高い工芸技術は、彼らを美の世紀へといざないます。その名は世界を駆け巡り、ロシア語の「キタイ」、英語の「キャセイ」のように、中国大陸を指す言葉として「契丹」の名は今に息づいています。   

   仏塔の納められた極彩色の品々、異国の香りただようガラス細工、貴人を飾った宝飾品の数々、長い間ユーラシアの一角に埋もれていた、あまりにも滑らかで典雅な文化芸術、契丹を生きた3人のプリンセスにまつわる品々を、この契丹の文化には、1000年の時を超えた深い魅力がある。   

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彩色木棺

プリンセスが眠る豪華な木棺
プリンセスが眠る豪華な木棺