8月の花

8月の花

                       ランダムに写真を上げてゆく。                       


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                       ヤマジノホトトギス                       

 ユリ科ホトトギス属ヤマジノホトトギス種で、分布:北、本、四、九 生育地は山地。多年草。草丈 1m程、葉は互生し、初夏~秋にかけて開花。葉脈に着く場合と茎の先に 花序を伸ばす場合がある。花弁の折れたところに、紫色の斑紋が入ることで他の種と判別できる。なお、葉は楕円形で先端は鋭尖り、基部は茎を抱く。斑点のある花を1~3個開花。 花被片は6個、披針形で半分開くが反り返りがない。 


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                       ノカンゾウ                       

 分布は中国、朝鮮半島、日本、サハリンの東アジア。日本では、本州以南の原野などに自生。群生する処もある。多年草、冬期には地上部の葉は枯れてしまっている。80cm の草丈である。花は7~8月が開花期、茎頂上にユリに似た橙赤色の花を咲かせる。花弁は、6枚有る。根は黄色で末端は塊状だ。別名:紅カンゾウ。 


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                       ツクシマツモト                       

 阿蘇の草原に生える多年草。花が美しいので江戸時代から庭(園)に植えられてきた。茎の節が太く、毛があり、高さは、30~90cmになる。茎と葉は暗赤紫色を呈している。葉は対生 し、長卵形で全面に毛が有。茎の先に直径4cm程の深紅色の花を半開する。花柄は短く、毛が密生。花弁は5個、先端は2浅裂、更に不規則な歯牙があり、萼は円筒形で上部に長い軟毛がある。 花期:6~8月、山地に生育し、九州に分布している。 


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                       ハナシノブ                       

 世界に25属400種、草本。北米に多い。アンデス地方、ユーラシアの温帯地方に分布している。九州地方にハナシノブの自生有り。草原に生える60~100cmの多年草である。葉は互生し、 羽状態に全裂する。茎先は円錐形花序を呈し、碧紫色の花の色で綺麗だ。花冠は浅い皿状をして、5裂していて、萼は鐘状態で5裂して。シノブは葉の形によっている。花季節は6~8月。 生育地は山地で、分布は九州である。 


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                       キツネノカミソリ                       

 ヒガンバナ科・多年性草本球根植物。明るい林床や林縁等に自生。早春のまだ他の草が未生の内に、狭長の葉を球根から直接出して太らせ、多くの草が生い茂る夏には、一旦葉を落とす。 8月の半端前後に花茎を30~50cmと伸ばし、先端で枝分かれした先に幾つかの花を咲かせる。雌雄同株、花弁は橙色で6枚有る。この花は結実するもの、しないものは<3倍体、2n=32>がある。 葉の形、花と葉を別々に出すところ、また、猛毒である点など、ヒガンバナと共通、花の形、葉と花を出す時季は異なる。 


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                       ツクシトラノオ                       

 ゴマノハグサ科に属して、日当たりの良い草原に自生する多年草。葉は対生して、広卵形で先がやゝ尖り鋸歯だ。基部は円形で、短い柄があるのが特徴で、茎の先に長い穂状花序だる。 青紫色の花を多数着ける。この植物は、大陸系遺存植物だから阿蘇に分布しているが、草原の管理放棄などに依って、藪化進行が早まっているので、生育できる場所が減少しつつある。 環境省レッドデータブック絶滅危惧種 IB類、熊本県希少野生動植物に指定。 


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                       オカトラノオ                        

 サクラソウ科オカトラノオ属の多年草。草丈 50cm~1m、葉は茎に互生し、葉柄があり、長楕円形で全縁。花期は6~7月で白色の小さな花を着ける。花穂の先端が虎の尾の様に垂下して いる。山野の日当たりよい草原に自生。北、本、四、九、中国、朝鮮半島に分布。 


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                       ノコギリソウ                       

 キク科ノコギリソウ属1種。草丈50cm~1mになる多年草。葉は掌状に中~深裂して、裂片には鋭い鋸歯がある。花期は7~9月。頭花は密な散房花序をつくる。花は5~7個で、長さ3.5mm ~4.5mm程。普通、標高1000mの高地に分布。用途:「止血草」でもある。 


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                       カワラナデシコ                       

 ナデシコ科ナデシコ属の多年草。分布としては、本州以西、四国、九州。なお、沖縄諸島にわずか自生している処がある。また、中国、朝鮮半島、台湾にも分布。当然日光が良くあたる処 なら、草原・河原に生育し、道路傍・山の斜面・海岸の砂浜でも、生育できる。草丈30cm~50cm、茎は叢生し、葉は対生、線形~線状針(披針)形であり、4cm~7cmの長さがある。先端は先尖り から基部は茎を抱き込み(抱茎)、粉白色。花期は6~9月。花が着くところ:頂上端で直径4cm~7cm、苞は3~4対、花弁は5枚、先は細裂して、雄蕊は10 雌蕊2、花色は淡い紅色が普通。萼片 3cm~4cm程。問題:自生地の開発、園芸用、動物による被害(食害)。 


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                       ハギ                       

 マメ科ハギ属の総称で、落葉低木で、秋の七草の一つ、花期は7~10月。分布は日本全域。ヤマハギ、ツクシハギ、マルバハギ、ミソハギ、ヨツバハギ等数種あるが、いずれも比較的 似た外見。木本とは言い難い面もある。茎は木質化して固くなるが、年々太くなり、伸びていくことは無い。根もとから新芽が毎年出る。直立せず、先端はやゝしだれる。葉は3出複葉、秋に 枝の先端から多数の花枝を出し、赤紫の花の房を着ける。荒れ地に生えるので、パイオニア植物であり、放牧地とか、山火事跡などに一面に生えることがある。 


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