3池

3池

えびの高原
九州南部に連なる霧島山の韓国岳、蝦野岳、白鳥山、甑岳に囲まれた盆地状の高原で、面積 約5平方キロメートルもある広大な高原。 霧島屋久国立公園の一部になっており、年間 80万人の観光客が訪れる。高原北部に位置するのが、白紫池・六観音御池・不動池などの 火口湖が点在していて、池を巡る自然研究路は、何でも選定されている現在⇒「美しい日本の歩きたくなるみち500選」に選ばれている。 ここから韓国岳や大浪池への登山道が延びて霧島連山の登山拠点の一つになっている。また、ここは温泉保養地である。地質:①韓国岳火口 から噴出した凝灰質礫岩②硫黄山③白紫池・六観音池・不動池から噴出した完新世溶岩などで覆われている。地下4.5m付近に倒木している 地層があり、火山活動と森林化が繰り返された「証拠」である。

2013/4/29 11:30~13:21迄のフォト 歩き方: えびのビジターセンター出発⇒アカマツ林の中⇒白紫池⇒杉の巨木⇒六観音御池⇒不動池⇒ 春リンドウ草原⇒えびのビジターセンターに至る。余裕を持った2時間の池巡り。


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白紫池
1365mの白鳥山頂南面に火口湖(白紫池)が在り、25000年~18000年前に出来た。この池は、火口に雨水が溜まった、直径250mの火口湖。火口壁 の一部欠損しているため、溜水量は少なくて浅いが、この水をえびの高原の水源として利用している。この付近は霧氷の美しさも眺められる。以前、 冬場は天然スケート場として賑っていた。その後、人工スケート場が出来たので、現在は利用されていない。
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ムシカり(オオカメノキ)
スイカズラ科ガマズミ属:落葉小高木なので、高さ:6m、花期:4~6月、果期:8~10月、北海道、本州、四国、九州に分布。枝先に、散房花序を出し、 白い花を多数つける。周辺部に装飾花が咲き、中央には多数の両性花が咲く。装飾花が一足先に咲く、後に、本花が咲いていく。

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巨木スギ
樹齢は500年程、高さ:25m、幹回り:5.2m。丁度、自然研究路の中間点にある六観音堂付近には、六観音参拝の折に植えられたものと伝える大きな杉の木が数 多く立っています。一際、目を引く杉は六観音御池方面へ60、70mほど手前左側に立った巨木スギで、何本もの太い枝幹を腕のように曲げ広げ、地上7~8m付近から は3本の幹に分かれて上へのぶている。樹勢は旺盛で、木の肌は比較的木目細かく、灰色をしており、「霧島メアサ」と呼ばれる系統の杉だ。

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六観音御池
直径約440mの火山性湖沼、六観音池とか御池と呼称。流入流出するような川はない。しかし、「雨」が降ると白紫池から溢れた水が流入もある。雨が少ない冬期 水位低下が約1mにも及ぶ。1~2月には結氷も有り。水質は、P.H. 3.4~4.8を表示、透明度が高く、水深が比較的大きいことから、濃い青色(フォーレル水色標準3番) を呈示する。ここの池の水はえびの高原にある施設の水源として利用。また、周囲はモミ、ツガ、アカマツの林に囲まれている。池の北畔に六観音堂があり、参道には 屋久杉ともいわれる杉を移植したといわれる杉の巨木「六観音杉」がある。六観音御池は約20000年(入戸砕流噴出から韓国岳形成の間)に発生した水蒸気爆発によって できたマールである。歴史として、959年、修行のためここを訪れていた性空が法華経を唱えていたところ白髪の老人が現れ、「自分はヤマトタケルであり、白鳥となって この山に住んでいる」と語ったといわれ、性空は自ら6体の観音像を彫刻して池の畔に御堂を建てて安置した。江戸時代は毎年9月28日に六観音堂で祭礼が行われていた。

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不動池
えびの高原北東部にある直径200mの火山性湖沼、周りを高さ約20mの急斜面に囲まれており、流入・流出する川はない。冬期は雨が少ないため、水位約2m低下し、1~2月に かけて結氷のあること多い。水質は強酸性(P.H. 4.5)を示すがその酸性度が年々弱まる傾向を示している。強酸性水質のため生物は少ないが、ハリミズゴケ、ウマスギゴケ、 ユスリカ、ゲンゴロウなどが確認されており、生物種数は年々増加傾向有。池岸の地質は輝石安山岩で水深が比較的大きいことから、特徴的な濃い青色(フォーレル水色標準 3番または4番)を呈する。近くを県道1号が通っており、池を見おろす駐車場付近は日中多くの観光客で賑う。約3000年前にここから流出した溶岩が六観音御池と甑岳の間に残 されている。噴火に伴って水蒸気爆発が発生し深いマールが平成され、やがて水が溜まって池となった。

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えびの高原のハルリンドウ:リンドウ科リンドウ属・二年草。非常に小柄なリンドウ類で、ロゼット状の根生葉から柚苔し、高さは10cm程、葉は0.5~1.0cmの披針形で、茎の 先端に紫色の花。3~5月が花期、花冠は長さ2~3cmのロート状で、朝、日光を受けると開き、夕方に閉じる。