盆石展
盆石展
2015/10/10~2015/10/18 刑部邸にて
細川流 盆石とは
日本人は古来、美しい風土の中で自然を愛し、自然と親しみ、人生と自然を融合させてきました。この日本人の自然観を黒塗りの盆上にて表現し、これを床飾りとして
独自の道を歩み続けました。黒い盆の上に数寸の自然石を置くことで山々を表わし、白砂をまき、羽根や小さなホウキで川の流れ・海の波を描くことで、雄大な海や川や山を
表現している。こんな風に、「盆石」とは、自然がおりなす様々な表情を盆上に描くものであって、日本古来の縮景芸術⇒アートの一つです。 家元 勝野 功子。
盆石とは何?
石と白砂の伝統芸術(アート)。盆景とは、お盆の上に土や砂、石、苔や草木等を配置して、自然の景色を作りそれを観賞する中国や日本の趣味、伝統芸術である。
盆石は、尺余りの「漆の黒塗り盆(桂盆など)の上に、数個の自然石と白砂で自然の風景を表現するアートである。
歴史的には
鎌倉時代の絵巻物に出て来るのが最初である。金閣寺、銀閣寺の庭園を造る際に、浅い木箱にその原型を作ったこと、これが箱庭の始まりとも伝えられ、これに拠って
いるとも。その後、中国からも盆景の技法が伝えられ、江戸時代に盆景の本が出版され町人文化と共に愛用された。
作り方の一部分を紹介