出発:直方→金田→田川伊田→油須原→犀川→行橋:到着 距離42.4Km、時間にして1時間23分を要する。
第三セクター:三セクと称する。
日本は、国際的に用いられるものと少し違うようだ。国または地方公共団体(第1セク)が民間企業(第2セク)と共同 出資により設立した法人を指す。半官半民の中間的な形態が第3セクの方式。その場合多くは設立が比較的容易でその運営も、自 由な株式会社の形態を採っている。当初は、国鉄およびJR各社の特定地方交通線(赤字経営路線)を引き受ける事業主体として 第3セクター鉄道で有名化。それ以外に、「民間活力の活用」基で地域振興などを目的とした第3セクが設立。これが、1980年代 以降に各地に広がった。1973年に日本の公式文書に初めて用いた。法的に概念が規定されていない、株式会社、財団法人など法人 形態に従った制度が適用。
国鉄再建法により、国鉄やJRから経営が切り離され赤字ローカル線や、建設中に工事凍結された路線を引き受けるために 会社設立。
経営が悪い第3セク鉄道は売店など周辺事業に進出、イベント列車、地域密着イベントの開催、新駅の設置、グッズ販売 などの収入増を狙い、運行本数の削減、設備の自動化を徹底し、人員削減・他事業者の再雇用など合理化を進めてコストの徹底的 に圧縮する努力をしている。
多くの路線が第3セクに転換時期に、値上げしているので既存の路線から独立体系となり、運賃が割高、利用者を逃がして しまって、旅客収入を減少させているのが現状のよう。
平成筑豊鉄道
福岡県および沿線自治体が出資する第3セクター方式の鉄道会社。ディーゼルカー主体の典型的なローカル線で、 運転本数、駅の数がJR時代(実質は国鉄時代を指す)の約2倍に増やしている。積極的営業している。沿線の学校に通学 している学生、田川市立病院に通院する高齢者等いわゆる交通弱者にとって絶対重要な交通機関である。この沿線の利用 者に、運営に参加してもらい地域連携を高めるため、「まくらぎ(枕木)オーナー」制度を実施した。会員制で、オーナー 会員には、名前・好きな言葉の入ったプレートが新しい枕木に取り付けられる。この会費は枕木交換費用の一部分に充当 する。-鉄道を活性化させる事例の一つ。2008年秋は「つり革オーナー」が募集した。新たな収入源確保のため、2008年 7月からラッピング広告の形式で車両5両にネーミング・ライツ(命名権利)を販売した。2008年9月1日から11月28日迄、 沿線の全35駅のうち田川市立病院駅、源じいの森駅以外の33駅名愛称命名権利の募集を行い、14駅に関して応募あり、2009 年4月1日より16駅にはもう愛称が付いている。なお、個人に対する販売は行っていない。これも一個の企業努力である。
社名の由来
1988年:一般公募して、最終候補名を4つに絞り込む、「新筑豊」「向陽」「あけぼの」「サンライン」となった。 1989年1月7日ネーミング決定日だが、丁度この日が新年号「平成」が発表されるや急遽、社名を「平成筑豊鉄道株式会社」と すんなり決定する。